『シマリス』が攻撃的に！！『タイガー期』になる原因はどんなとき？有効的な対処方法をご紹介！！

シマリスは冬眠をする生き物で、秋になると冬眠のために食料を集めて蓄える習性があります。この時期のシマリスは餌が取られないようにと攻撃的になり、タイガーのように威嚇したり噛み付いたりするので『タイガー期』と呼ばれています。

この記事を最後まで読むと、『タイガー期』のシマリスを飼育する上で気を付けなければいけないことがわかるようになります。飼っていたシマリスが突然噛み付いてきてどのように対処したら良いのか分からなくなると思います。

シマリスの「メイ」と「さつき」と一緒にタイガー期の知っておきたい情報を順番に紹介して行きますね。

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タイガー期とは

普段は甘噛みなどで可愛く遊んでくれていたシマリスが、ある時期になると性格が一変して凶暴になることを『タイガー期』と言います。タイガーのように攻撃的になり、突然威嚇したり噛み付いてきたりと今までと様子が変わってきます。

今までは甘噛みでじゃれる程度でしたが、『タイガー期』になると本気で噛まれるので手や足など怪我だらけになってしまいます。「メイ」も最近『タイガー期』で遊んでいるつもりでしたが、血が出る位に噛まれて少し複雑な心境です。

噛み方も「ガブッ」ではなく「インパクト」した瞬間に「ガッ」と噛み付くので、「痛っ」となり血が時間差で出てきます。ターゲットにされたら1回ではなく何回も攻撃してくるため、傷だらけになること間違いなしです。

逃げようとしても俊敏で直ぐに距離を詰めてくるので、手や足など怪我をしそうな場所は隠したり過剰な反応を見せない事が一番良いです。ケージから出して遊ばせているのであれば、『タイガー期』ばかりはケージで過ごしてもらうののが良いのではないでしょうか。

寝起きなどの朝一は特に気性が荒く、餌をあげると必死に頬袋に餌を詰めて行くので手をださいない方が身のためです。

目が鋭く真剣で、欲しいものだけを選んで要らないものは周りにばら撒いてる状況です。

タイガー期の時期

タイガー期になりやすい時期としては、10月の中頃から月末にかけて発症しやすいのではないでしょうか。寒暖差や気候の変化も関係してくるので、地域によっては9月末からタイガー期になるなど個体差環境下によって変わってくるのではないでしょうか。

まだ昼間は暖かい時期だったのですが、まだ窓を開けていたことも原因と考えています。窓から入ってくる少し冷たい風が部屋に入ってきていたのが原因と考えられます。

執拗に手に向かって噛んでくるので、驚きと共に痛さで放心状態になったのを覚えています。個体差にもよるりますが、タイガー期は秋頃になると突然現れることが多いと言えるでしょう。

1年中タイガー期にならないシマリスもいるので、飼育している環境にも関係があるのではないでしょうか。

タイガー期の原因

タイガー期の原因としては、シマリスは冬になると冬眠する生き物です。熊などの動物は冬眠前に沢山食べて脂肪分を蓄え春まで寝ているのに対して、シマリスは1週間程度寝ては1度起きてご飯を食べたり排泄をしたりする冬眠方法です。

その為シマリスは巣の中に春までの食料を溜め込まなければ餓死してしまうので、秋頃になると必死で餌を集める習性があるのです。なぜ凶暴化するのかというと、大事な食料を取られないために必死で守っているために起こる防衛本能ではないでしょうか。

野生のシマリス

野生のシマリスは巣立ちをすると単独で生活をする生き物ですが、とてもずる賢い生き物でもあるのです。子供のシマリスは一生懸命生きるために食料を集めるのですが、その集めた食料を大人のシマリスが根こそぎ盗んで行ってしまいます。

野生では良くあることで、巣の中で泥棒シマリスと鉢合わせると大喧嘩になります。喧嘩に勝つと巣や食料を守ることが出来て、二度と巣に近づくことがありません。

野生の本能が残っているシマリスは夏の終わりになると、スイッチが切り替わり自然に冬眠の準備をしているのではないでしょうか。凶暴になったからと怒ったりしないで、優しく見守ってあげて下さいね。

タイガー期の前兆

ほとんどのシマリスは急にタイガー化し攻撃してくるので、怪我をして流血をしてしまいます。少しでもタイガーになる前兆がわかれば対策もしやすいと思いますが、なかなかわかりずらいものがあります。

個体差によってはまだまだあると思いますが、こんな感じで普段と何か違ってきたなと思ったら気を付ける必要があるでしょう。何か違和感を感じたら無理に接したり、ゲージの外に出して遊ばせることはしなくても問題ありません。

タイガー期の対処方法

シマリスがタイガー期になったと思ったら、なるべくケージの中から出さないで生活をさせることが大事です。お子様や老人など一緒に住われている家庭では特に注意が必要となります。

何も分からず触ろうとして噛まれる可能性が高いので、タイガー期だけは隔離するなど近付けないようにする必要があります。噛まれた場所によっては致命傷になって、命の危険があることも頭に入れておく必要があります。

手袋をして対応する

ケージ・寝床の掃除や餌をあげるときにケージに手を入れますが、ケージに手を入れた瞬間に噛まれることもあり危険です。ケージに手を入れると手を自由に動かすことができないので、危険回避が出来ず傷も深くなる可能性があります。

そこで噛まれても良いように、ミトンや皮など厚手で噛まれても安心できる手袋を履いてケージに手を入れましょう。噛まれて痛い思いをしなくても良いですし、過度の反応をせずに対応できるからです。

タイガー期のシマリスは神経質なので、あまり逆撫でしたり必要以上にストレスを与えないようにしましょう。

餌は普段より多めに

普段の食事はシマリスの体重に対して15%ほどが理想ですが、タイガー期の時期は多めに餌を入れてあげて下さい。冬眠のために食料を蓄える事がシマリスにとって重要な事なので、大きめの餌箱を用意するなどして入れてあげて下さい。

餌代など少しかかってしまうかもしれませんが、シマリスの欲求を満たすために少し奮発してもらえたら嬉しいです。メイもかなりの量を色々な所に隠しているので隠した後に餌を集めて一箇所にまとめてますが、まとめた所から餌を持って行くこともあります。

様子を見ながらストレスを与えないように対応をして行くことが肝心です。

ケージの掃除方法

巣箱などに餌を溜め込んでいるときにケージの掃除をしようとすると、かなりの勢いで怒って攻撃をしてきます。溜め込んだ食料を取られまいと防衛本能が働くのは当然の行動ですが、頬袋に詰めて運んだ餌は唾液などで湿っているためカビなどの原因になります。

そこで定期的に掃除をしてキレイにする必要があるので、ケージを掃除するときは一時的に入ってもらえる小さめのケースなど用意しておくことです。普段から好んで食べている餌やおやつを移動させるケージに入れておくと、スムーズに移動させることが出来るでしょう。

コミュニケーション方法

「メイ」の行動から見ていると、シマリスは起床してから先ず餌となる食べ物を収集する癖があります。寝起きが一番気性が荒く、手を出すと「クックッ」と声を出して威嚇してきます。

朝から夕方にかけて餌を収集しているので、昼間に軽い運動と行ってケージから出すと攻撃されてしまうことがほとんどです。夕方以降になると寝る準備を始めるため、「メイ」でいうと甘えモードに入るので気性が荒くなると言ったことはありません。

肩に乗ってきたり撫でろと寝床に案内してくるので、普段通りの性格に戻っていました。1ヶ月ほど様子を見ていましたが、急に触ったり寝床に手を入れなければ穏やかに過ごしていました。

朝や昼間はシマリスのやりたいようにケージで過ごしてもらい、比較的穏やかになった夕方以降にケージから出して、運動したりコミュニケーションを取ったりするのが理想的です。

個体差による物なので、一概には言えませんが試してみる価値はありそうです。

部屋んぽ中に攻撃をされたら

比較的おとなしいので部屋ンポをさせていると、突然攻撃をしてくることがあります。びっくりして手を動かしたり逃げ出すと余計に追いかけて来て噛み付く傾向にあります。

そんなときに効果的なのが、じっとしていることです。シマリスは動くものに対して攻撃をしてくるので、落ち着いてどこかに行くまでは動かずじっとしていてください。『メイ』は動かなければ噛み付いて来ることはなく、しばらくすると普段と変わらない態度に変わります。

突然攻撃的になるので、タイガー期の時期はいつでも噛んでくると思って接している方が良いでしょう。

まとめ

この記事ではシマリスのタイガー期についてまとめてみました。

以上の項目毎に情報をまとめてきました。タイガー期のシマリスは生きるための行動であり、野生でも飼育でも当たり前の行動だと思います。

凶暴になったからといって嫌いにならず縄張りを荒らされなければ温厚に自分のペースで過ごしているので、遠くからそっと見守ってあげて下さい。