メイさんシマリスのトイレのしつけはどうしたらいいの?って悩んでる人が多いようですね。
サツキさん意外と悩んでいる人は多いようですね。
野生のシマリスからしたらトイレなんて決まっていないから、覚える必要はないんだけどね。
シマリスはとても賢い生き物で、根気よくトイレのしつけをすると覚えてもらうことができます。しかし野生のシマリスは広大な大地を自由に走り回り、トイレを気にすることなく走りながらおしっこや便をするのが当たり前なのです。
そこでトイレを覚えてもらうにはどのようにすればいいのか、この記事では詳しく紹介していきます。
この記事のポイント
- 野生のシマリスのトイレ事情
- トイレを覚えさせるには?
- おすすめのトイレ&トイレ用品
この記事を最後まで読むと『トイレのしつけ』について理解することができ、どのように対応すればよいかわかるようになります。おしっこや便をそこら中にしてしまい困っている人は、まずはこの記事を読んで試してください。
シマリスはトイレをしつけることはできる?
シマリスのトイレをしつけることができるのか?ということですが、個体差や年齢にもよりますがしつけることはできます。しかし、全てのシマリスがトイレのしつけをできるかといえばそうでもありません。
比較的しつけやすいのは生後数ヶ月のベビーの時期であれば物覚えがはやく、トイレを覚えさせやすいといえます。生後6ヶ月以上になると徐々にしつけることが難しくなり、トイレ以外にも人になつくことも難しくなってくる傾向にあります。
全ての個体がそうではないので、根気と努力がシマリスのトイレをしつけるポイントになります。
野生のシマリスのトイレ事情
野生で生活するサツキさんはいつもトイレはどうしているんですか?
メイ先輩それは大自然の中で好きなところにしていますよ。でも巣穴の中ではトイレの場所はちゃんと決まってます!!
外では好きにおしっこをしたりできますからねサツキさん。
このように野生のシマリスは、自然界ではトイレの場所を気にして生活しているわけではありません。特に野生のシマリスは走りながら糞尿をする傾向にあり、ナワバリを強調するためにマーキングをすることもあります。
シマリスは生態ピラミットの中でも一番底辺に位置するため、ずっしりと腰を据えてトイレをしている場合ではないからです。腰を据えておしっこをしていると、天敵のフクロウやトンビなどに捕食されてしまい兼ねないのです。
地上でのシマリスは特定の場所でトイレをすることはないですが、巣穴の中では別の話になります。シマリスは実は綺麗好きで絶えず毛づくろいをする動物で、巣穴の中にはいくつもの部屋が作られているのです。
巣穴の中には冬眠のための食料貯蔵庫や寝室などがあり、トイレとなる部屋も分けられています。トイレの場所は穴の奥深くにあるようで、トイレと認識しているように思えます。
シマリスにトイレを覚えさせるには?
シマリスにトイレを覚えさせることはとても根気が必要ですが、どのようなことに注意をすれば覚えさせることができるのでしょうか。
トイレをしつけるためのポイント
- トイレの設置場所
- トイレの匂い付け
- こまめな清掃を忘れない
この3つのポイントを意識し根気よく向き合っていくことが、トイレを覚えさせる近道と言えるでしょう。個体差によっては根気よく頑張っても、トイレを覚えてくれない場合もあるのが現実です。
①トイレの設置場所
トイレを設置する場所にも気を付ける必要があり、ケージのど真ん中や周りからよく見える場所に置くのはなるべく避けるようにしましょう。シマリスはとても警戒心が強い生き物で、おしっこなどをするときはとても無防備な体勢になります。
警戒心の強いシマリスがおしっこをするときは、ケージの端や階層になってるケージでは最下層の端で用を足す傾向にあります。ケージの角や物陰にトイレを置くようにすることで、安心しておしっこをすることができるでしょう。
物陰や角にトイレを置いたとしてもなかなか入ってくれないことが多々あり、そのため普段どこの場所でおしっこをするのか良く観察をする必要があります。観察をすることでおしっこをする大体の場所が特定できるので、その場所にトイレを置くことで使用してくれる確率が上がります。
無造作にトイレを置くのではなく、まずはシマリスの普段の様子を観察することから始めましょう。
②トイレの匂い付け
トイレを置いただけでは使用してくれることにはつながらず、餌の隠し場所として認識してしまうことも考えられます。そこでシマリスのおしっこを拭いたティッシュやうんちを、トイレの中に入れて匂い付けをします。
自分自身のおしっこやうんちの匂いがする場所で用を足す傾向にあるので、匂いを付けることによってトイレと認識することができるのです。気を付けなければいけないのが、トイレ以外にはおしっこやうんちの匂いが残らないようにしてください。
③こまめな清掃を忘れない
せっかくトイレを設置し匂い付けをしても、ケージ内がおしっこやうんちの匂いで汚れていては意味がありません。まずはケージ内をしっかりと拭き掃除をし消毒や消臭をすることから始めましょう。
トイレだけに匂いがある状態にすることでおしっこをする場所と認識することができるので、トイレ以外は消臭・消毒をし綺麗にする必要があります。トイレ以外でおしっこをした場合はすぐに消臭・消毒をするようにすることで、清潔な環境を保つことができる上にトイレを覚えるきっかけにもなります。
最初は根気がいるので大変ですが、日々の積み重ねがしつけの基本なので継続していきましょう。
どうしてもトイレを覚えないときは諦めるのも肝心
根気よくしつけをしているが、どうしてもトイレと認識してくれない個体も中にはいます。それでもどうにか覚えてもらおうと頑張ることもいいですが、飼い主やシマリス自体にもストレスになってしまう可能性があります。
1〜2ヶ月頑張ってみてもトイレを覚えてくれない場合は、キッパリと諦めてこまめな掃除を毎日してあげるようにしましょう。稀に野生の本能が強い個体もいるので、自由に自然に生活してもらうのもシマリスが幸せに暮らすための手段です。
トイレの砂を使うときは気を付けて!!
トイレの中に床材やトイレ砂などを入れておく必要があり、トイレ砂を使うときは特に注意が必要です。トイレ砂はシマリスが食べてしまうリスクがあるため、固まる砂を使用するときは特に注意をしなければいけません。
万が一固まるトイレ砂を食べてしまうと、体内で砂が固まって腸の入り口を塞いでしまう『腸閉塞』の危険があるからです。シマリスは体調が悪くても平気な顔をして生活する生き物で、グッタリしたり痩せこけてガリガリになってからでは手遅れになってしまうのです。
トイレ砂を使う場合は固まらないタイプの砂を使うようにし、初めて使う場合は砂を食べないかしばらく様子を観察することが大事です。ポリポリ食べるようでしたら、床材や木のタイプなど様々な種類があるので変更してみると良いでしょう。
しかし掃除のしやすさでいえばトイレ砂がいいので、使うときはしっかりと注意をしておく必要があります。
おすすめトイレ&トイレ用品
メイ先輩トイレやトイレの砂はどんなものを使えばいいんですか?
そうですね、種類が色々とあって悩みますよね。
トイレやトイレの砂の大きさや機能性など、様々な種類があってどんなものを使えばいいか悩んでいる人は多いようです。ここではおすすめしたいトイレやトイレの砂を順番に紹介させていただきますね。
◾️ハムスターのゆったりトイレ
カバー付きのトイレで、トイレ砂が散らばりにくい設計になっています。入り口が2つに分かれているので、出入りがしやすく使いやすい商品です。三角形の形になっているので、ケージの角に置きやすく隅っこにおしっこをするシマリスにはおすすめの商品です。
◾️ハムスターのゆったりコーナーバス
カバー付きで入り口が上に付いているので、砂を掘り起こしても外に散らばりにくい構造になっています。ハムスターの砂浴び用のバスですが、シマリスなどのトイレにも使いやい設計なのでおすすめです。
◾️吸って固まる ミニクリーン
トイレの砂を食べないシマリスであれば、掃除がしやすい固まる砂がおすすめです。様子観察して食べるようでしたら固まらない砂に変更してください。
◾️マルカン コーントイレ砂
トイレの砂を食べてしまうシマリスには、食べても大丈夫な植物由来のトイレ砂がおすすめです。しかし植物由来とはいえ消臭成分などが含まれているので、沢山食べるようでしたら違うものに変更することをおすすめします。
◾️三晃商会/ケアペーパー
吸収性に優れたオムツなどにも使われる高品質な紙が使用されています。食べる心配はないですが寝床作りなどに使用する可能性があるので、濡れて汚れているものはすぐに取り除く必要があります。
まとめ
この記事ではシマリスのトイレのしつけについてまとめてみました。
ポイント
- 野生のシマリスのトイレ事情
- トイレを覚えさせるには?
- おすすめのトイレ&トイレ用品
以上のポイントを踏まえて情報をまとめてきました。シマリスにトイレをしつけることは可能ですが、中にはトイレを覚えない個体も存在します。
トイレをしつけるには根気と忍耐力が大事になってきますが、お互いがストレスにならない程度で頑張りましょう。どうしても無理な場合は諦めて自由気ままに生活をさせてあげてくださいね。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。